日本人の外国に居住する生徒と、高校在学中に日本に帰国した生徒で、大学の受験条件を満たせば、受験できる制度が、帰国子女受験や外国学校出身者試験です。

今回は、AO入試や帰国子女受験で合格できる小論文について、ご案内をさせていただきます。

大学が求める受験生像は、それまでに経験をした何かを、大学に入学してからも継続的に大学のシステムを利用し発展させることが可能な学生であるのかです。

先ずは、新聞社などが募集をしている、小論文コンクールの受賞作品例をご覧ください。

https://shogaiza.jp/essay/index_img/20-2.pdf

https://shogaiza.jp/essay/index_img/19-2.pdf

https://www.mainichi.co.jp/event/edu/ronbun/lastyear/prizelist.html

ほとんどの受賞作品は、経験に基づいて書かれたものです。

高校生までの生活の中で、大多数の生徒は、流れのままに生きています。

特に、何かを不思議にも感じずに生きているのが普通の生徒です。そこで、求められるのが、クリティカルシンキング(批判的思考)が出来る生徒です。クリティカルシンキングは、批判をするのではなく、それで良いのかなと疑問を持ち、解決策へのロジックを進める思考方法です。

例えば、原油について述べれば、中東の不安定は、アメリカにとって利益をもたらすという原理です。中東での原油の安値安定は、アメリカに不利益を与える原因です。

現在、アメリカではシェールガス開発が行われていますが、シェールガスの価格は、一般的な原油に比べると高く、中東原油が安ければ、価格としての国際競争力は低くなります。

しかし、中東に政治不安や戦争の影があれば、原油価格は上昇し、アメリカは結果として経済的な利益を得ることが可能となります。

それが、経験的と、どう関わるのかと感じる方もおいでだと思います。実は、それこそが経験的なのです。現在のシラバスでは、高校の地理でシェールガスのことを学んでいます。

参考:NHK高校地理 https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/chiri/archive/resume015.html

シェールガスの取り出し方を簡単に述べると、岩盤に高圧の水を注入しガスを取り出す方法がとられています。当然に、取り出し製品化されるまでのコストは中東の原油と比べれば高額となります。シェールガスは、世界の原油価格が上昇しなければ、国際競争力は低くなります。

これらの事柄をそのまま書いたのでは、単なるレポートでしかありません。

では、小論文に活かすのには、どうしたら良いかです。

これらの事実を、日本にどう活かすかが、学びと興味から生まれる経験的な小論文です。

日本は、主に中東からの原油や、インドネシア、オーストラリア、ブルネイなどからの天然ガスの輸入により、経済が支えられています。

海外からのエネルギー輸入は、自前の太陽光発電などに比べて安定的かつ安価です。では、本当に、日本には、それらのエネルギーはないのでしょうか。その答えは、「あります」です。これだけでは、実際の答えにはなりません。

日本では、南関東ガス田の利用、地熱発電などで、日本のエネルギーの多くを賄うことが可能です。

南関東ガス田からの、現時点での掘削可能な天然ガスの量は、日本の天然ガス総使用量の3年分とされ、埋蔵されている天然ガス量は数百年分ともされています。事実、千葉県では、天然ガスが湧出しているため、そのガスを自宅に引き、自宅の燃料としている方々も多くおいでです。

私が、天然ガスに注目するのは、天然ガスこそが、地球温暖化に最も悪影響を与える物質の一つであるからです。天然ガスは、メタンガスです。メタンガスは、二酸化炭素の20倍もの温室効果をもたらす怖いガスです。これが地上に湧出し続ければと考えると怖いですね。

しかし、これをキッチンなどでエネルギーとして利用をしてしまえば、二酸化炭素として、温室効果は二十分の一となります。

では、なぜ現状である少量の利用に留まっているのか、それはコストと安全に取り出す方法、特に地盤沈下などの恐れが高いためです。

南関東ガス田の天然ガスを取り出す際には、地下水も一緒に湧出し地盤地下の原因となります。しかし、アメリカのシェールガスのように水を注入しながら取り出せばどうでしょうか。もちろんコスト計算上、現状では無理なのでしょう。

科学は発展し、その発展に対しての啓蒙活動を一緒に行えば、南関東ガス田の利用は、更に現実のものとなるでしょう。危険な地域を経由し、数十万トンの大型タンカーで、日本のエネルギーを支える構造も変化をするかもしれません。

結局は、私達の覚悟です。高校迄は、総合的な知識を結集し、研究し現実とすることは困難です。でも、大学ならばどうでしょうか。

文系理系があり、専門研究機関である大学院を持つ大学も少なくありません。大学で研究をするのであれば、人件費のコストもほとんど不要です。文系の方々は、広報活動を行い、理系の学部に在籍をする学生は、それらを実現するための研究を行い、将来の日本のエネルギーの在り方を、論文などにまとめることを目標としては、どうでしょうか。

この、問題を考えていると、「タンカー、排出ガス、海、生態系、船、富栄養化」等の言葉が、頭の中に浮かんできます。当然に、これらの問題も解決すべき問題です。

2020年、オリンピックをキッカケとして、今まで以上に多くの外国人観光客の方々が、飛行機で、クルーズ船で、日本を訪れると思われます。

日本の技術を観光資源とすることは、首都圏外郭放水路にも見ることができます。

地熱発電を本気で行えば、日本の地熱発電量は決して小さな物ではないと考えられます。では、何故に地熱発電所が増えないのかを考えれば、法学部の学生の出番です。

BESTでは、受講生の中に眠っている知識を触発し、講師から得る教養を融合させる授業を行っています。

それにより、他の受講生が追随できない小論文作成を可能としています。

小論文は、知識の展開としての見識の高さが重要です。センター試験のように、高校までの勉強のコピペができれば、優秀大学に合格出来る時代は、終わります。

現在でも、私立大学合格者の50%が小論文、面接(口頭試問)で受験行う、推薦、AO,帰国子女入試での受験生です。

小論文や口頭試問を行えば、受験生の頭の中が見えます。だから、受験生の本質を見抜く試験への移行が進んでいるのです。