今日の関東地方は、僅かな期間の春を終えて一足飛びに夏を迎えたような陽気です。午後5時でも室内温度は、風通しを良くした状態で29度。でも。湿度は30%、扇風機の微弱な風がちょうど良いですね。

 さて、本題です。合格できる志望動機理由書は、どう書けば良いのでしょうか。

 志望動機理由書では、往々にして貴大学の何学部のカリキュラムが魅力的だからとの内容を見受けます。

 果たして、それで良いのでしょうか?

 仮定をしてみましょう。あなたが、大学の先生であったらどのような学生が欲しいですか?

 例えば、あなたが商学部の教授で少子高齢化に伴うビジネス展開の研究者であったとしたらどうでしょうか。

 私であれば、自分が進学したい大学の教授についてネットや図書館で調べます。そこに、大学に進学する理由が生まれてくるからです。

 上智大学の帰国子女、AO入試では、今までの生き方、学びが上智大学に入学することでさらなる進化をすることが出来るかが鍵となっているようです。

 もちろん、他の優秀大学でも、その傾向は同じです。

少子高齢化では、一人一人の学生が、今まで以上に優秀な人材でなければなりません。当然ですよね。今までの人口よりも少ない人数で高レベルな福祉を行い、社会を成長させるためには、今までの人材と同じレベルでは成長は見込めません。きっと、国にお金もなく社会福祉も行き届かない悲しい社会になるかもしれません。

 現在、皆さんに約束された年金なども50年後にはどうなってしまうか予想もできない状況となる筈です。

 よって、皆さんは、今までの人材以上の考える力、実践する力が求められます。

 以下は。よく目にする志望動機理由書の内容を掻い摘んで、私が例として記述したものです。

「私が〇〇大学〇〇学部を志望した理由は、夏休み期間に行われた〇〇大学の説明会に参加した際に在学生の方のお話を聞き、〇〇大学〇〇学部に興味を持ちました。オープンキャンパスでは、〇〇大学に、私が行いたい外国人との交流ができるようなグローバルな環境が備わっていることに魅力を感じました。

 私は、〇〇大学に入学した後は、オープンキャンパスで抱いた初心を忘れずにグローバル人材になるために努力し社会に役立ちたいと願っています。大学では、豊富なカリキュラムを学び、物事を広く見ることが出来る人となり後輩の手本となる覚悟です。―――――」

 何が言いたいのでしょうね。

 では、どのような論理建てが必用なのでしょうか。

 旺文社のパスナビには「100点満点中、内容性と論理能力が最も重視され、各28点で合計56点。小論文では、内容性と論理能力がいかに重視されているかがわかる。(引用:2018年 推薦・AO入試特集:「小論文」傾向徹底分析!)」と記されています。私も、そのとおりだと思います。

 高校生対象の小論文の各コンテストでは、体験に基づいた内容を論拠とし、全体の論理の核としてブレのない小論文が優秀賞などを受賞しています。

 少子高齢化の問題を志望動機理由書に活用出来る考え方とはどういうことなのでしょうか。

少子高齢化が進むと、労働年齢層の減少が加速し、日本の生産力の減少を生じる原因となります。この流れを止められなければ、現状の税制や社会福祉制度レベルの継続は困難となります。税収もなく、社会福祉関連の原資がなければ、そのようになることは必然です。

 世界からの日本の信用度も生産力が落ちれば、日本円の評価を含めて現状維持は不可能です。そのときに起こる問題は、経済力、貿易力も落ち、現在、日本人一人あたり800万円以上もの国の借金を現実として償却しなければならなくなります。

 現在の日本の借金が直ちに私達に降りかからない大きな原因は、日本人の貯蓄性の高さに支えられた金融機関の健全な経営です。その構図が揺らげば、借金は表面化します。それが、少子高齢化で起きうる問題の一つです。

 では、どうすればいいのでしょうか。解決策の一つは、外国人労働者の受け入れです。外国人労働者を受け入れるためには、彼らの生活文化の背景や一般常識を知る必用があります。日本に来て、落ち込む労働力を補い、税を支払い、年金などの社会福祉関連の金銭を支払っていただける外国人への理解と共生は必然です。

 では、どのような国の方々へのアプローチや理解が必用なのでしょうか。それは人口が多く、日本に近く、所得水準がまだ発展途上である国です。それも、人口構成において労働年齢層が厚く、国民所得が日本よりもかなり低く、日本での所得を魅力として感じる方が多い国を条件と考えます。

 例の一つがインドネシアです。大学卒の初任給平均は4万円程度で日本の20万円と比較すれば20%程度です。

 インドネシアのジャカルタでは新築高級マンションが1,000万円程度から購入が可能です。地方では、一軒家でも数百万円で立派な家が建てられるそうです。

 また日系企業が多く、日本からのODA等(デビ婦人の良い面をみれば彼女のインドネシアへの功績は大きいですね)により経済発展をしてきました・

 現在も、インドネシアの日系大企業進出数は、タイと並びASEAN第二位です。その上に、第二次世界大戦でインドネシアでの戦闘がなかったため、アシアでは珍しい親日国としても有名です。

 そうであれば、進学先の大学でインドネシア語の学習が出来る、留学先にインドネシアの大学がある大学を選べば、前述したようにその大学に進む流れの論拠が明確となります。

 しかし、交換留学生となることは、選ばれなければなりませんので、大学でハードな勉強を約束することともなります。同時に、留学中に日系企業へのインターンシップなどのアプローチを行う選択肢もあります。

 志望動機に共通することは、何故にその大学でなければならないのかを明確にし、オンリーワンの大学である論拠を具体的に示すことが必用となります。

 BESTでは、6月から志望大学学部への合理性、整合性の高い「入学させたい学生となるための志望動機理由書作成指導」が始まります。もちろん、実際の高校生には限界がありますので、BESTの経験値を活かした高校生が書ける最高レベルの志望動機理由書作成指導となります。

 志望動機理由書は、大学の要項に「書類、志望動機理由書」と明記されている場合、点数として評価をされます。通り一遍でない志望動機理由書作成は、合格できる小論文を作成できるようになるための試金石です。