以下は、最近生徒からLINEで送られてきた質問とBESTの返信の一例です。

尚、質問の補足説明を授業の際に行っています。

生徒からの質問:

マイノリティーによって起きる社会問題ってなんですか?

BESTからの返信:

マイノリティって位置づけられる人々って範囲が広いよね。マイノリティはマジョリティの反対の言葉だよね。要するに少数の人々だ。少数の人々は、マジョリティの社会常識やポピュリズムによって、その人達の意見や立場が圧迫される傾向が強いんだよね。

例えば、親がいないために会社が採用しない(大手の会社は、家族プラス親戚の保証人を求められます。僕がいたJTBもそうでした)、在日朝鮮人、韓国人だから就職しにくい。LGBTの方で自分自身の性認識が男性の方、女性の方にとってはトイレ一つをとっても彼らには苦痛です。日本では、普通がマジョリティだから、人がそれぞれに差別を受けず、人という視点で個々人を見るようになるためには時間もかかります。だから、その日本の現在の普通を個々人は一人一人異なり、個々人の生き方を尊重し個々人の能力で見る社会にしようとする動きが必要です。

例えば、能力で述べてみます。タレントで美容家の「どーれだけ―」っていうイッコウさんて知ってるかな。彼は、男性だけど心は女性だそうです。だから女性に近づきたいと努力をした結果、美容家として大きな成功をしています。実は、マイノリティの人々を「おかしい」とかしてしまうと能力も埋もれてしまいます。

人が生きるうえでの原点であるところで差別を受けると、社会の壁のために成長ができない能力が奪われるって日本にとっても損ですよね。そのような人的資源を発掘するためにはマイノリティを差別しないことが大切です。

生徒からの質問:

非正規雇用が広がった理由はなんですか?

BESTの返信:

非正規雇用が増えた原因は、1990年代にバブル経済が崩壊し、会社は多くの人を辞めさせる必要ができました。それをリストラと言います。その後企業は、正規雇用をすると辞めさせたりするときに多くの保障が必要になるので、アルバイトのようにいつでも辞めさせることができる非正規雇用を増やしました。

今から10年くらい前に大学を卒業した人は、大学を卒業しても就職先がなく、最初から2-3年の雇用契約の契約社員になった人が多くいます。

今は、就職状況も良くなり、それなりに良い就職ができるようになったので幸せですね。でも、そのころの人たちは能力があってもまともな就職もなく悲惨だったんですよ。

非正規雇用の代表が契約社員です。2-3年で辞めなくてはならない雇用形態です。

会社にとっては超便利な雇用形態なので、非正規雇用問題が解決したわけではありません。

生徒からの質問:

イギリスのEU脱退は何が問題なのですか?

ホンダがイギリスの工場を閉めるのとは関係があるのですか?

BESTからの返信:

現在、イギリスはEUからBrexit合意なき離脱が起きかねない状態です。

イギリスは、EU離脱まではEU諸国ですので、EUの人なら自国民と同様に働いたり、EU内企業ならば関税なしでイギリスと取引ができます。

ところが、合意なき離脱が現実となれば、EUの国々から来ている労働者は不法労働者となるか、難しい労働許可証の取得が必要となります。そのために経験豊富な外国籍社員の退職による人材不足も生じます。更に外国企業がイギリスに工場を持っていると、EU諸国にも外国への輸出となり今まで発生しなかった関税が必要となります。

イギリスに工場などを持つホンダのような企業はEU内への輸出などに大きな関税リスクを背負うことになり企業経営が苦しくなることが明白です。

タイでも外国人が働くには厳しい条件により取得も大変な労働許可証が必要です。皆さんもビザの延長手続きのためにタイのイミグレーションに行ったことがあると思います。

経験的に労働関係のビザの取得や外国の学校で学ぶためのビザの取得は、そう簡単なことではないことを理解されていますよね。

今まで、その国の人と同様に働いたり、イギリスの学校で学ぶEU諸国の人々まで影響が出かねない状況がイギリスの現状です。イギリス国籍の方々を除くEU内の従業員は不法労働者となる恐れもあり会社の経営は、成り立たなく脅威も出ます。そのような合意なき離脱が目前となり、その上に、マーケットの著しい現象を生じる恐れもあります。当然に企業経営が成り立たなくなる状況が見えているために多くの企業が撤退又は準備をしています。

BESTでは、生徒からの質問は小論文の基礎教養として大切だと考えています。

これからも、折に触れて質問と返信から、高校生に必要な小論文に必要なQ&Aを掲載してまいります。