世界では、資本主義と一部の社会主義が混在しています。しかし、社会主義諸国でも経済システムは資本主義と変わりません。では、何が違うのかといえば、社会主義下の経済は国家資本主義的な傾向が強いということです。

経済を国家が管理する、それは現在のアメリカの進もうとしている道筋とそっくりです。ブラジルも昨年後半の大統領選挙を受けて同じような道を歩み始めようとしています。

資本主義と自由主義は同じだと考えていませんか?それは現代に於いての資本主義に対する考え方であって、資本主義そのものは古くから存在します。

私たちは、富に恵まれたいという欲求をほとんどの人々の間で共有していますので、当然に行き着く先は資本主義となります。また、資本主義でなく本当に公平な社会などが出来上がったとしたら、命令指示系統がなくなりますよね。

社会の中での上下関係は、必要なことです。但し、私生活まで上下関係を求めることは否定しなくてはなりません。それは自由の束縛となるからです。

そのような意味では、日本が進んでいる道は正しいと思います。但し、切り替えを上手くしないと秩序がなくなりますので、スマートな関係を創ることも大事ですね。

資本主義は能力にあった形で人々の働く場所が決まり、それに伴った利益を得られる社会です。国家は、そのシステムが健全に機能し、健常者だけでなく国民全てにその恩恵をもたらす立場であることが求められます。

それは、民主主義は多数決だけでなく少数の人々の立場や考え方をしっかりと受け止めることが出来なければならないからです。では、トランプ大統領はどうでしょうか?彼の政治は、一昔前の大会社の論理のようです。トランプ大統領は、「dial」取引という言葉をよく用います。しかし、彼の取引は力がどちらにあるかということを前提とした取引であり公平性に欠けています。

私は、公平を目指すことこそが民主主義の神髄であると確信しています。しかし、相手に向かえば力の論理が優先されます。よって、相手の矛先が向かわない「ところ」で民主主義に基づいた企業活動を優先する方向性を模索するべきです。

他国の政治方針をとやかく言っても私たちはその国民でない限り、民主的にその問題を解決することは不可能です。他国がどのような方向性に進もうとも、私たちは私たちで正しい道を模索しなくてはなりません。

日本は、資源が少ない国です。他国を無視したりできる立場にはありません。RCEPなどの枠組みの中で、協調主義こそが次世代のあるべき姿だと体現しなくてはなりません。

もちろん、協調をするということは、妥協点が必要となりますので何かを失う場合もあります。

よって、帰国子女受験やAO受験を目指す諸君は、国際人としての能力、つまり協調をしながらも妥協点を有利に導くための論理力、交渉突破能力を身につけることが求められます。