資本主義をググると「生産手段を資本家・企業者の階級が所有し、自分たちの利益追求のために労働者を働かせて生産を行う経済体制。」と出てきました。

資本主義は搾取によって成り立っているように思えてしまいますね。

しかし、資本主義の真髄は違います。働く人も、資本家も消費する人も相互にwinwinの関係にあるのが資本主義です。

特に経済のグローバル化に於いての資本主義はその傾向が強くなっています。

では、何故それがwinwinの関係になるのでしょうか?

私達は、一般的に効率的で経済的な生活を目指しています。そこに機能するのが資本主義です。

日本の企業の多くは、海外に工場などを移転し多くの利益を得ています。日本から企業が去り働くところが少なくなっている現実もあり企業の海外移転は、私達に不利益をもたらすように思えます。もちろんそのような側面も否めません。

しかし、今までのその流れが今後の私達の生活に恩恵を与えてくれるのです。

日産のマーチは主にタイで生産されています。しかし、日産マーチユーザーの中には、日本製の車だと勘違いしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

少子高齢化で生産性が落ち、その上にライン作業のような単純作業の繰り返しを嫌う傾向が強い日本の若者が増えている中で、企業が海外に生産拠点を移すことは必然なのです。これは、知らない間に、私達が恩恵を受けている事実の一例です。

企業は安い人件費等の恩恵を受け利益を上げることが出来るだけでなく、私達は準日本製とも言える安価で質の高い海外製品を購入出来るのです。

その上に、発展途上国の人々の生活向上や技術力の向上だけでなくインフラ整備などにも大きく貢献をしています。

それぞれの国には、国民性があり、私が長年暮らしていたタイでは、一般的に何も考えずに仕事をすることが出来るラインでの流れ作業を好む従業員が多いことにも事実です。

それが、いつの間にか熟練従業員を生む土台になっているのかもしれません。

今後、RCEPが実現すれば、外国からの日本製品の購買意欲は、更に高まるとは確実です。ソニーは「良いいものは必ず売れる」という理念を追求しすぎて失敗をしました。それは、電気製品は日本でしか製造できない製品でなくなっている現実を受け止められなかった思い上がりでもありました。それに伴う、マーケッティング戦略の失敗でしたね。だからこそ、海外では暮らしている方々がそこでの市井の人々の声、特にバンコクであれば上流階級の世界で暮らす日本人の方々がマーケッティングの一助を担うことで売れるものが理解できるようになるはずです。

先ずは、個人レベル、会社レベルでの信頼関係を築き、それらの国々に貢献することが肝要です。それにより、日本の信用を高めお互いにwinwinの関係が構築できるようにしてゆくことが大切です。

小論文や面接(口頭試問)で合否判定がされる、帰国子女、AO入試では、海外生活での経験を一歩前に進めることが出来た方々に合格の神様が微笑まれるようです。素晴らしい海外経験が受験に生きるということを忘れずに日々を過ごすことも必要ですね。

一国主義にアメリカが走りつつある今、資本主義は悪いイメージになろうとしています。

「資本主義の持つ力=資本による世界の国々のボトムアップ」を日本が率先して体現するべきだと思います。

それこそが、正しい資本主義のあり方です。