文科省は、関東都市部、関西都市部の大学の入学定員を厳守するように通達を行っています。主な内容は、これらの大学が2020年度に入学定員をオーバーして学生を入学させた場合は国からの大学への補助金をカットするという大変に厳しいものです。これにより各大学は、2016年度に比して入試合格人員を30%程度減少させています。それにより、最も影響を受けているのが帰国子女大学受験です。早稲田など多くの大学学部では、帰国子女受験を中止したり帰国子女受験をAO入試の一部に組み込んでいます。私が携わっていた地方創生に関連した内閣府の仕事に於いても、残念ながら地方での人材は乏しいのが現状でした。しかし、人材がいなくとも行政の運営などが可能な原因は、それで生きて行けるから、余計なことを考えなくても暮らしは出来るからに他なりません。確かに都市部の大学に入学できなければ、地方の大学に入学する学生は物理的には増えるでしょう。しかし、仕事の受け皿が地方にない現状では、それらの学生は、都市部に戻る結果となってしまいます。